そもそも文化のみちとは?
名古屋城から徳川園の一帯を「文化のみち」と呼びます。数多くの歴史的遺産があり、地元の人から愛されているのはもちろんのこと、全国から観光客が訪れる人気スポットです。
名古屋が誇る人気スポット
文化のみちには名古屋の近代史を伝える様々な歴史的遺産が保存されています。文化人や財界人の屋敷が遺されており江戸時代~大正時代までの歴史を感じられるスポットとして人気があります。江戸時代においては300石級の中級武士の居住地として栄え、武家屋敷が立ち並ぶエリアでした。明治時代にはそれらの広大な敷地を有する武家屋敷の跡地を活用した陶磁器産業を中心に繫栄してきた歴史があります。大正時代になってからは陶磁器などの貿易商に加え、財界人が多く移り住むようになり当時の時勢を反映した独特の建築物が立地するエリアになりました。現在保存されている建築物の多くは大正時代から昭和初期頃までに建てられたものが多く、その特徴的な佇まいが人気を博し毎年多くの観光客が訪れています。
「白壁・主税・橦木エリア」
文化のみちにはいくつかのエリアがありますが、その中でも人気なのが白壁・主税・橦木エリアです。このエリアは町並み保存地区に指定されており、当時の木造建築物が数多く建ち並んでいます。文化人が暮らしていた屋敷や大正ロマン溢れるお洒落なスポットがあり、観光客にも人気です。当時の流行に則った建築物やインテリアの数々は撮影スポットとしても人気があり、東洋文化と西洋文化が混ざり合う独特の雰囲気を存分に楽しむことができます。
「名古屋城・三の丸エリア」「徳川園エリア」
名古屋の代表的な観光スポットといえば名古屋城です。名古屋城を含む名古屋城・三の丸エリアは江戸時代~大正時代までの近代化の歩みを伝える建造物が立ち並んでおり、展示資料も充実しています。名古屋市市役所や名古屋市市政資料館は数々のドラマや映画などのロケ地として使われており、テレビの画面越しに見たことがある人も多いのではないでしょうか。
四季折々の世界観を味わえるスポットとして人気なのが、大迫力の日本庭園を有する徳川園エリアです。尾張徳川家の日本庭園があり、特に秋は紅葉の名所として知られています。また、名古屋の近代史を語る上で欠かせない陶磁器産業の中心地でもあります。
観光の際は公共交通機関が便利
このように様々な魅力に溢れた文化のみちですが、立地的には名古屋駅から少し離れています。そのため、観光の際は公共交通機関を使う人が多いようです。「ドニチエコきっぷ」や「メーグル1DAYチケット」などを利用すると便利かつお得に文化のみちを楽しむことができます。