文化のみち人気スポット「二葉館」

文化のみちの魅力とおすすめマンション

大正ロマン溢れる『二葉館』

文化のみちにある建造物の中でも一段と強い存在感を示しているのが「二葉館」です。白壁・主税・橦木エリアにある二葉館は大正ロマンを感じられる人気スポットとして多くの人から愛されています。

大正ロマン溢れる『二葉館』

文化のみちを象徴する屋敷

日本の女優の第一号として有名な「川上貞也」と電力王と呼ばれた「福沢桃介」が共に暮らしていた屋敷であり、元々は東区東二葉町にありましたが2005年に現在の場所に移築復元されました。二葉御殿と呼ばれるほど絢爛豪華な建物であり、大広間や食堂などの洋間だけでなく、茶屋や書斎などの和室もあります。また、当時の調度品や衣装など、川上貞也と福沢桃介に関する資料の展示も行っています。

色鮮やかなステンドグラス

二葉館は「あめりか屋」という当時の住宅専門会社が設計した建物で、和洋折衷の装いをしています。当時最先端のモダン邸宅であり、入ってすぐの大広間は財界人や文化人たちが集まるサロンとして利用されていました。この華やかな社交場の象徴としてひときわ存在感を放つのがステンドグラスです。このステンドグラスは福沢桃介の義弟でデザイナーの杉浦非水が描いた原画を基に制作されました。舞台に立つ川上貞也をイメージして描かれたと思われるステンドグラスはどこか妖艶さを感じられる独特な雰囲気があります。

華やかな螺旋階段

ステンドグラスと並んで目を引くのが大広間から上階に続く螺旋階段です。美しい曲線を描いた木造の階段であり、裏側にも綺麗に板が張られています。足元には赤い絨毯が敷かれており、セレブな雰囲気を感じられます。この階段から優雅に社交場へ降り立つ川上貞也がまるで目に浮かぶような大変豪華な装いです。また、階段の隅に配置されたランタンも独特の雰囲気を放っています。

最先端の技術

電力王と呼ばれた福沢桃介が住んでいただけあって、当時最先端の設備が配置されています。その中でも特徴的なのが呼び鈴で、使用人がボタンを押すとベルと共に部屋の番号が表示される仕掛けになっています。電灯のスイッチも当時では最先端で、ON/OFFのボタンが上下に並んでいます。部屋の奥には配電盤があり、停電の際には自家発電できるようになっていたようです。

もみじマークのランプ

和室にはいたるところにランプがぶら下がっています。ランプシェードには波間にもみじが重なったような紋章が描かれており、これは川上貞也がもみじを好んでいたためだといわれています。他のランプシェードにもモダンなデザインが採用されており、当時のものがそのまま使用されています。大正時代の美的感覚を随所に感じられる二葉館は、現代人が見ても新鮮な感覚を覚えるほど魅力的な場所です。

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