その他のおすすめスポット
文化のみちには魅力的なスポットがたくさんあります。ここでは二葉館と撞木館以外のおすすめスポットについて紹介していきます。

旧豊田佐助邸
トヨタ自動車創業者の一族であり、発明王と呼ばれた豊田佐吉の弟である「豊田佐助」の元邸宅です。発明に夢中で他のことに関心がなかった兄の佐吉を支え、実業家として名を馳せた人物として有名です。豊田佐吉の邸宅は堀越町にあり、トヨタ自動車創業者である喜一郎とその娘婿でトヨタ自動車初代社長の利三郎の邸宅は白壁町にありました。しかし、現存するのはこの旧豊田佐助邸のみです。旧豊田佐助邸は1923年に建てられ、洋館と和館を組み合わせた造りとなっています。拝観は無料で、ボランティアガイドによる案内も行っています。
主税町周辺
主税町は江戸時代初期に名古屋城が建城された頃、野呂瀬主税が清州から移住してきたことをきっかけに地名になったといわれています。このエリアは多くの中級武士が屋敷を構えており、出格子付きの長屋門が建ち並んでいました。明治時代には三の丸に陸軍第三師団が配置され、当時所属していた桂太郎が住んでいたといわれています。なお、桂太郎は後に内閣総理大臣になった人物です。現在は長屋門から続く堀は撤去されていますが、当時の貴重な武家屋敷門の外観を眺められるスポットとして人気があります。
百花百草
百花百草は1920年に建てられた茶室や書院などを改修した施設です。セルフサービスのお茶と腰かけが設置されており、文化のみちを訪れた人々の憩いの場として機能しています。また、コンサート会場としても人気があります。季節ごとに異なる草花が植えられ、四季折々の雰囲気を楽しめます。
徳川園・蘇山荘
国の登録有形文化財に指定された建物を利用し、昼はカフェ、夜はバーとして営業しているのがガーデンレストラン徳川園・蘇山荘です。風情ある空間でお茶や食事を楽しめるこの場所は、観光客だけでなく地元住民からも人気があります。
カトリック主税町教会
カトリック主税町教会は1887年に士族屋敷を聖堂として改造したものです。東海地方に現存する最古のカトリック教会であり、当時の布教活動において大きく貢献した歴史のある建造物です。敷地内にある信者会館や司祭館などは国の登録有形文化財にも指定されています。
名古屋城とその周辺
名古屋の観光スポットといえば名古屋城です。特に本丸にある絢爛豪華な金屏風は人気のスポットです。戦火で焼失されたものを復元し、2018年に公開されました。また、名古屋城に訪れた人にぜひ立ち寄っていただきたいのが「金シャチ横丁」です。名古屋のグルメを思う存分に楽しめるスポットとして人気があります。